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いざという時に個人情報やアレルギー情報ってどう伝えるの?緊急時の情報管理について調べてみた。

こんにちは、しなぴーです。

今日は、日頃から疑問に思っていた【緊急時の情報管理】についてまとめました。

緊急時の情報管理まとめ


不慮の事故や災害にあった時、医療の現場ではどうやって患者さんの個人情報や健康面の重大な情報を得ているのだろう?

そんな疑問をずーーーっと抱えていました。

というのも、私はずっと病棟勤務の看護師をしていたので救急外来での経験が数えるほどしかなく

また患者さんの意識がなく付添人もいないような個人情報皆無なケースに立ち会ったことがないのです。

だから、目の前にいる患者Xさんが

  • なんていう名前で
  • 緊急連絡先はどこで
  • いつから症状があって
  • どんな持病やアレルギーを持っているか

このような事前情報が全く無い状況下で看護をするということについて、とても興味があったのです。

これらのことは経験がない私がどんなに考えても答えは曖昧なままでした。

なので、今回はInstagramのフォロワーさんのお知恵を拝借して、この【緊急時の情報管理】についてまとめることにしました。

それでは本題に入ります。

初動


事故や災害の現場では、まず警察や救助隊や救急隊が関わります。

救急隊が患者さんを病院まで搬送するのですが、患者さんに意識もなく患者さんのことを知る人が誰もいなかった場合

まずその現場で個人を特定できる情報を探すそうです。

何から情報を得るのか?

具体的あげますと

  • 免許証
  • 保険証
  • 診察券
  • 携帯電話
  • スマートフォン

等から情報を得ることが多いそうです。

特に免許証に関しては持ち歩いている人が多いですし、顔写真付きなので個人の特定にとても役立つようです。

指紋認証機能の利便性

今の時代はスマホを肌身離さず持ち歩いている人も多いため、ロックがされていなかったり指紋認証タイプの場合はチェックもしやすく

緊急連絡先などの情報が得られやすいそうです。

 

病院では誰が調べるの?


病院によって各部署の業務内容分担は様々です。が多くの場合

  • 看護師
  • 事務員
  • ソーシャルワーカー

が個人を特定できるものがないかを調べます。

しかし、持ち物がなく手の着けようがない場合は後々行政の力を借りることになるようです。

 

自分の健康状態を知らせるために準備しておくと良い物って?

お薬手帳を持ち歩く


幅広い層に広まりつつあるお薬手帳。

そこには処方内容のみならず、沢山の健康情報を記入できるようになっています。

そんなミニカルテのような存在のお薬手帳をカバンに入れておく

これだけでもいざという時の助けになりますよね。

スマホの緊急連絡情報ページを活用する


アンドロイドやiPhone。

機種は違えど必ず備え付いているのが緊急連絡情報のページ。

しかし、存在にすら気付かず活用できていないケースがとても多いです。

せっかくの大切な機能。使わないともったいないですよね★

 

持病やアレルギーがある場合どうやって伝える?


治療を受ける際には必ず伝えたいのが持病やアレルギー情報

意識があったり付添人がいる場合は伝えることが出来ますが、そうでない場合はどうしたらよいのか...

持病やアレルギーを持つ方々にとっては知っておきたい重要なポイントです。

治療前に知ってもらうためには、

  • 目につくもの(免許証など)に付箋を貼り付けておく
  • スマホに入力しておく

この2点は有効なようです。

必ず見つけてもらえるような場所を想定して情報を表示することが大切なんですね。

 

それでも見つけてもらえなかったり情報源がない場合、治療はどうするの?


出来る限りの備えをしていたが、荷物が手元から離れてしまったりスマホの充電切れのために情報表示が不可能となる場合があります。

その場合、医療者は情報がないまま治療を開始することになります。

そうなった時に心配なのが薬剤に対してアレルギー反応が起き、アナフィラキシーショックを起こしてしまうこと。

アナフィラキシーショックは、処理が遅れると最悪の場合を招きます。

命を救うための治療が死を招くなんて、絶対に避けたいですよね。

でも大丈夫。

『医療者は命を救うためにあらゆる手を尽くします。』

『情報がない状況で薬剤を投与する際には、必ず医師や看護師が付き添って異常の早期発見に努めます。』

『急変時に備えて準備も怠りません。』

『意識がなく重篤な状態の場合、既に血管確保(点滴)や挿管(気道にチューブを挿入すること)されているケースが多いため、アレルギー反応にも即座に対応できます。』

上記は今回救急外来での処置について情報をくださった看護師の皆さんが言ってくれた言葉です。

これを聞いて私はとても安心感を覚えました。

救急外来の看護師さんって凄いな。頼りになるな。


一番残念なのは、準備がなくて患者側からの情報提供が遅れること

そして、せっかく患者側が備えていても医療者がそれに気付けないことです。

なぜなら、情報を得られないことで治療に影響が出ることが危惧されるからです。

少しの準備が役に立ち、命を救えることがある。

なので、是非この機会に【緊急時の情報管理】について考え、行動してみませんか?


最後に、今回のまとめを完成させる上で医療関係の方のみならず、本当に沢山の方から備え方についての情報をいただきました。

改めて感謝を申し上げます。

健康面に重大な告知内容がある人が『これを持っていれば安心!』と思えるような情報書類/カード等は今のところ日本には広まっていないと思います。

もし存在していたとしても、広く周知されなければもったいないですよね。

持病を持っている方、アレルギーを持っている方は日本中に沢山います。

私もその中の一人です。

今回の記事が沢山の人の目に留まり、緊急時の備えをしてくれる方が一人でも増えることを祈ってこの記事を終わたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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