看護師は患者さんに言い返してはいけない!?
こんにちは、しなぴーです☆
先日こんなリクエストをいただきました。
『腹の立つ患者さんがいた時、イライラするとき、しなぴーさんならどうしますか?』
結論から申し上げますと、患者さんの前ではにっこりスマイル(^^)です!!!
『にっこりスマイルだなんて、腹が立たないの!?』
と思われるでしょうが、そりゃあもちろん腹も立ちますし注意したり言い返したくなる時もあります!
しかし、それをしてはいけません。
私も、昔は感情的になって患者さんに反論してしまったこともあります。
しかし、それは大大大失敗でした。
私の態度が特大ブーメランとなって返ってきたのです。そう、クレームという形で。泣
クレームの詳細は省きますが、私が言い返してしまったことがよくなかったのです。
自分は冷静に返答をしたつもりでしたが、それが患者さんの気分を害すこと繋がってしまいました。
その結果、師長部長レベルにとどまらず院長の耳に届くまでの事態にまで発展してしまいました。
『しなぴーさんがした事は間違っていないから気にしなくていい』と上司が言ってくれたのが救いでしたが、この件以降私は「二度と患者さんには言い返すまい」と誓いました。
言い返しはしませんが、治療上必要な指導をしなければならない場合は顔は笑顔で努めて冷静に説明をすることを心掛けています。
看護師は感情労働!
でも、感情労働っていったい何?
感情労働(かんじょうろうどう)とは、感情が労働内容の不可欠な要素であり、かつ適切・不適切な感情がルール化されている労働のこと。肉体や頭脳だけでなく「感情の抑制や鈍麻、緊張、忍耐などが絶対的に必要」である労働を意味する。
ウィキペディアより
つまり、表現してはいけない感情があると言っているようなものですね。
その感情労働が必要とされる職業に、看護師はバッチリ含まれています。
現代ではこの感情労働が、抑うつや燃え尽き症候群の原因となると言われているようですね。
まさに、サービス至上主義の日本の闇ですねーーー( ゚Д゚)
じゃあイライラした時どうしてるの?
お答えします。
同僚や友達や家族にめちゃめちゃ愚痴ってます!!!!!!
そりゃあもう激しく愚痴っています!!!
だって私も人間だから
吐き出したいものは吐き出さないと、やっていられません(*'▽')
イライラやモヤモヤを抱えたまま過ごすのって、すごくストレスが溜まりますよね?
きっと体にも悪いことだらけだと思います。
だから私は、遠慮なく吐き出します。
でも、吐き出す相手は信頼している相手だけ。
もちろん相手の愚痴も受け止めます。
そうすると、ちょっとすっきりしますし、
時間と共にイライラが薄まっていく感じがするんです☆
《女性の場合、口に出した言葉の数だけストレスが減少する》
なんて言われていますし、これってあながち間違っていない対処法だと思います☆
腹が立つような患者さんにはどう接する?
これに関してはですね、2つのパターンがあります。
1.出来るだけ最低限接するようにする。
これは一番多い反応なんじゃないかな?と思います。
看護師も人間なんで、苦手な人には近づきたくないと思いますもんね。
うん、悪いことじゃないと思います。当然当然。
しかし、私たちは看護師。お仕事をしなくてはなりません。
なので、必要な観察やケアはきっちり行わさせていただきます。非の打ち所がない看護を目指します。
嫌でもあからさまに避けたりはしません。
その患者さん自身、悪いことをしているという自覚がない場合も往々にしてありますからね。
患者さんに悟られてはいけません。
そこはあくまで、プロとしての対応を貫きましょう。
2.逆にグイグイ近づいてみる。
「なぜこの患者さんがいつも他者を怒らせるような態度をとっているのか?」と疑問を感じたり、「もっと患者さんのことを知れば、患者さんに対する感情も変わるかもしれない。」と言った動機から《もっと近づく》といった行動に出えることがあります。
その人のことを知らないまま苦手意識だけが膨張して、もっと苦手になってしまうことってありませんか?
もっと積極的に関わろうとする行動は、その負の連鎖を断ち切るためにも有効な場合があります。
実際、私も出来るだけ積極的に関わるように心掛けています。
すると、不思議なことにその患者さんも心を開いてくれるなんてこともあるんですよね。
もちろん、『積極的に接してみたけど余計苦手になった』なんてパターンもあるので、そこは自己責任でお願いします(^_-)人
まとめ
個人的な意見ではありますが、私自身は患者さんに感情的に反論してよかったことは一つもありません。
感情的になっている患者さんに対してこちらも同じく感情的になるのではなく、どうして患者さんが感情的になっているのかを冷静に考えることの方が先決なのではないかと思います。
患者さんの行動は、病気が引き金になっている場合が多いことも念頭におかなくてはいけませんもんね。
カーーーっとなっている時はそんな対応できないかもしれませんが、そんな時は少し時間と距離をおいて、冷静に考えられるようになってから対応出来ればよいのではないかと思います(*^-^*)
基本は笑顔で、楽しい話題を提供できて患者さんをも笑顔に出来る。そんな看護師を目指しています☆
最後に。
色々かっこいいことを書き連ねて参りましたが、ワタクシしなぴー、仕事以外では結構 秒で言い返しちゃうタイプです。
でもうまく言い返せず余計ストレス溜まるという悪循環( ー̀_ー́ )
まだまだ人生修行が足りません( ;゚³゚)
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆