看護師の中には結婚や家族の転勤など、自分の都合以外で退職する方も多くいらっしゃいます。
今日はそんな退職時のポイントについて書いていきたいと思います。
退職時のポイント
退職報告のタイミングは?
結婚・引っ越し、どちらが理由で退職をするにしても、退職する事が確実に決まったタイミングで上司に伝えるのがいいでしょう。
例えば、「来年の夏には結婚しようと話してるんです。」なんて時、1年以上も先の未確定なことは具体的に伝えようにも伝えられませんよね。
なので、基本的には物事がきちんと決まったタイミングで報告をするのが良いです。
退職の旨を報告する時期は、基本的には職場の規定に従って報告すれば大丈夫です。
しかし!!!
報告のタイミングについて気をつけてほしいことが2つあります。
退職報告時に気をつけてほしいこと
1つ目は規約などに記載されている病院規定と現場が周知している報告期限が違う場合です。
規約には退職の1ヶ月前までに報告することと書かれているのに、そのとおり1ヶ月前に報告したら、現場の直接の上司には退職3ヶ月前に報告しなければならないといった暗黙のルールがあった。
なんてことがあるので要注意です。
この場合、1ヶ月前で間違ってはいないはずなのになぜか注意されてしまう結果になったりします。
そんな事理不尽な対応をされないよう、前もって調べておきましょう!
2つ目は自分以外の口から退職の情報が伝わってしまうことです。

なんとなく「来年の夏に結婚するかも」とか、「どこどこの病院に再就職をするつもり」とか、雑談レベルの会話がいつの間にか上司の耳に届いていたなんてこともあります。
同僚から伝わる場合もありますし、情報を小耳に挟んだ第三者から伝わる場合もあります。
他人の口から不確かな情報が伝わってしまうことはぜひとも避けたいところです。
これが慶び事であれば、未確定なことでも嬉しくてついつい周囲に報告したくなったりもするものですが、本決まりになるまでは気をつけて発言をしたほうが良いかと思います(^^)
退職後は失業給付を受給するべきか?
これは個人の自由です。
- 給付金を受給するために毎月ハローワークに通うことになる。
- 失業給付の給付期間は労働年数によって変わってくる。
- 自己都合での退職は給付金を受け取るまでに待機期間がある。
- 配偶者の転勤等でやむを得ず退職する場合であれば、待機期間がない。
等など受給には色んなルールがあります。
しかも、ルールはちょこちょこ変更されていたりしますので、じっくり調べてみてくださいね。
こういった手続きが面倒だから失業給付は受給せず人材派遣会社を経て即再就職!なんてナースも現場には沢山いらっしゃいます。
私も人材派遣会社さんに面接を段取りして頂いたことがありますよ(^^)
看護師の再就職は難しい?
再就職をする際には他職種よりも比較的多くの選択肢を持てると思います。

看護職の再就職先を探す場合はハローワークでの検索や紹介・人材派遣会社からの斡旋・お住いの地域のナースバンクからの紹介・求人雑誌やサイトからの紹介等、手段は様々です。
再就職先の決め方によっては、再就職手当・雇用促進手当・就職お祝い金など、給付金や支度金をいただけるケースも少なくありません。
それぞれの施設、会社によって受給するための様々なルールがありますので、そこはよくチェックしてお得に転職しましょう。
看護師の転職サイトとしての有名どころはナース人材バンクさんとかですかね。
こういった人材派遣会社さんを通すと、採用条件の交渉もしてくれるから助かります。(もちろんお給料面も)
それに、ハローワークで知りえない情報を知れたり、自分では見つけられなかった病院を提示してくれたりします。
なので情報収集や交渉が得意ではない方にはとてもオススメです。
再就職先が決まった後の残りの期間は働きづらくないか?
これに関しては退職理由にもよります。
例えば引っ越しを理由に退職を申し出た場合、実は現在の病院に通える距離への引っ越しだった。なんてケースであれば、これはちょっとは気まずいことになるかもしれません。
病院は看護師を手放したくありません。なので、『ちょっと通勤時間が伸びたとしてもそこから通えるじゃない~』なんて引き止められる可能性大です。
通常、結婚や家族の都合での転勤などで退職を余儀なくされた場合は、そんなにきつく当たられることもないと思います。
とはいえこれは、あくまで職場の人間関係次第ではありますね。
新生活とともに仕事を始めるか否か?
例えば、結婚退職をし知らない土地へ引っ越すことになったとします。
慣れない二人暮らし。見ず知らずの土地での生活。そして再就職。
色んなことを同時スタートするのって結構勇気がいりますよね。
なので私ならまずは生活をしてみてから再就職先を見つけると思います。
もちろん、全てを一気に始めるタイプの方もいらっしゃいます。
なので、こればかりは本当にケースバイケースかと思います。
まとめ
看護師には資格があります。
いつ働くにせよ、どこで働くにせよ、その資格を生かして働けます。
そこが看護師の強みです。
なのでじっくり再就職先を検討し、ライフスタイルに合った職場を見つけましょう(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)